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2026.1.1 今月のワン🐶【我喜屋まり子さん】

今回ご紹介するのは、現在、米国 Luminous Mind Inc(戦略アドバイザー)
ハーバード大学大学院(Faculty Affiliate, Social Technology for Global Aging Research Initiative、Faculty of Arts and Sciences)
京都先端科学大学・京都大学経営管理大学院 客員教授の我喜屋 まり子さん
略歴
-ハーバード大学大学院研究機関にて研究職およびアドバイザリー業務に従事
(教育大学院・学習イノベーションラボ、ロースクール国際交渉プログラム、公衆衛生大学院・環境衛生学部等)
-戦略国際問題研究所 AILAフェロー(CSIS/ワシントンD.C.)
-東京大学大学院医学系研究科 グローバル・リーダーシップ・プログラムファカルティ・ディレクター
その他、金融機関(N.Y)、企業コンサルおよび国際機関等を歴任

2026年を迎える今、人類は幾度もの危機を乗り越え、その都度、知の蓄積と対話を通じて未来を切り拓いてきました。
社会変革を支えてきたのは、常に人々の声、すなわち周縁化されがちな存在の「力(Power of the voiceless)」でした。
今日、AI・デジタル改革、社会経済の分断、気候変動といった複合的課題が、
人類の生存戦略と民主主義の基盤そのものを問い直しています。
こうした時代において、教育機関は知識の創造と伝達にとどまらず、
批判的思考、倫理的判断、そして多様性を尊重する対話を育む中核的役割を担っています。
世界経済フォーラム(WEF)が2026年ダボス会議のテーマに掲げた「A Spirit of Dialogue(対話の精神)」は、
分断が深まる国際社会において、対話の再構築が不可欠であることを示しています。
私は30年以上にわたり、ボストンと日本を行き来しながら教育と社会の関係を見つめてきました。
アメリカ独立戦争の発祥地であるボストンは、
奴隷制廃止や公民権運動、教育機会の平等など、歴史的改革を牽引してきた都市です。
現在では、ハーバード大学やMITをはじめとする高等教育機関が、
民主主義を支える批判的思考とイノベーションの拠点として、地域と世界に貢献しています。
私たちは今、民主主義と公共的価値の未来を左右する重要な転換点に立っています。
これは制度の問題に留まらず、教育を通じていかなる価値を次世代に継承するのかという倫理的課題でもあります。

「繋がろう、垣根を越えて。引き継ごう、知恵と情熱。揺り動かそう、自分と社会。」
この「Leadership 111」の理念は、歴史を俯瞰し、包摂的なイノベーションと相互尊重に基づく社会を構想するうえで、
産学官の連携及び国際社会に共通する指針として深く共鳴するものです。
今年も皆さんと共創し、意義ある活動を育んでいけることを楽しみにしています。

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