
2025.5.1 今月のワン🐶【平野こずえさん】
今回ご紹介するのは、元ENEOS(株)、現 国際協力機構(JICA)勤務の平野こずえさん
1963年生まれ。1986年上智大学文学部社会学科卒業。
現 国際協力機構(JICA) 民間連携事業部勤務
男女雇用機会均等法施行元年にエッソ石油(株)に女性総合職として就職、
企業の合併・統合によりエクソンモービル日本法人、東燃ゼネラル石油(株)を経て、
ENEOS(株)を2024年3月に定年退職、半年間の再就職活動後に、2024年11月から現職。
「仕事も結婚も出産・子育ても、やりたいことは全部やって定年まで働きたい」、それが就職した頃の私の強い願いでした。
ようやく就職が決まった1986年は男女雇用機会均等法施行元年、私は外資系の石油会社に女性総合職として一名採用されましたが、
職場の男性からはなかなか仲間に受け入れられず、珍しいパンダのような扱いでした。
娘二人を出産後管理職として責任ある業務を任されるようになり、海外出張、子育てと、忙しくも充実した日々でしたが、
8年前に所属会社は国内資本の会社に事業統合され、明らかに女性活躍のエリアが狭まりました。
さらに母の介護も加わり、「わたしはこのままで終わってしまうのかな、これがずっと求めていた「やりたいこと」だったのかな」、
という不完全燃焼のような思いが続きました。
一方で、リーダーシップワンワンワンで出会った、力強く前向きに生きる先輩方はわたしのロールモデルでした。
定年どころか、80代・90代でも現役で生き生きと働いている会員が多く、定例会ではいつもパワーをもらい励まされています。
私も今まで培った知識と経験を、何か世の中のために役立てたい、そういう思いを強く持ち、
定年を機に国際協力関連組織の面接を受けまくり、JICAに再就職しました。
今の業務は国内企業の優れた技術を開発途上国のインフラ整備につなげる、橋渡しの仕事で、
ひとつひとつの活動が世の中の役にたっていると感じられる充実感があります。
毎日が新鮮な喜びと多くの学びの連続で、若い同僚たちからも刺激をもらっています。
「私にもやれることがまだあるはず。」そんなワクワクした気持ちで毎日を過ごしています。